お金持ちの人は決して自分がお金持ちだと言ってはいけません。必ず控えめにするべきです。本当にお金を持った後は、かつての自分の人間関係から離れ、できるだけ早く逃げ出すことが大切です。なぜなら、あなたを傷つけるのは往々にして身近な人であり、悪意はさりげない気遣いの言葉の中にこっそりと潜んでいるからです。そのことに気づくと、身の毛もよだつ思いがすることでしょう。古い人間関係から離れた後は何をすべきか？賑やかな場所は弱者が骨を埋める場所であり、孤独こそが強者の修羅場です。トラブルの起こる場所は避けるべきで、そこで話し合うことなど何もありません。得意な時には淡々とし、落ち込んだ時には平然とすることです。誰にも見向きもされない日々を耐え抜いてこそ、やっと詩や理想の未来を手に入れることができます。そしてもう一つ、あなたが援助しても無駄です、助けても無駄です。昔から「急場は救えても貧困は救えない」と言います。貧しい人にはとても奇妙な思考回路があるものです。

あるジョークがあります。おそらく山東省の人が書いたものでしょう。ある地域で、子供のいないお年寄りが亡くなり、習慣に従って誰かが土鍋を割る必要があり、甥がその役を引き受けました。するとその甥は、お年寄りの全財産は自分のものだと思い込み、お年寄りの娘と遺産を巡って喧嘩を始めました。理由は「鍋を割ったのは俺だ」というものでした。最終的に裁判所に持ち込まれ、甥は裁判官にも「鍋を割ったのは私です」と訴えました。裁判官はすぐに理解し、こう言いました。「あなたが鍋を割ったのなら、鍋を弁償しなさい。」第一に、鍋を一つ弁償すること。第二に、遺産には一銭も関係ありません。このように、貧しい人の思考回路は確かに理解しがたいものです。だからこそ、貧しい人に説教するのは無理で、原理と結論だけを伝えるしかありません。

慈善活動や社会貢献をするのはもちろん自由です。あなたにはその権利がありますし、私は止めません。しかし、まず自分自身がしっかりしてから、社会に貢献するべきです。まず自分の妻や子供、両親の世話をしっかりしましょう。もう一つ大事なことは、自分を守る力がないなら、何もしてはいけません。たとえ非難されても気にしないでください。悪人だと罵られても構いません。どうせもう元の人間関係から離れて、戻ることはないのですから。