台湾、初の国産ステーブルコインが2026年後半にも登場する可能性を示唆

台湾の金融監督管理委員会（FSC）は、2025年12月3日に、同国初のステーブルコインが2026年後半にも登場する可能性があると発表しました。これは、立法府の承認が得られた場合に限られます。FSCの彭金隆主席は立法審議でこのタイムラインを示し、「バーチャル資産法」がまず立法院を通過し、その後6か月の施行準備期間が始まることを強調しました。

欧州MiCAフレームワークに着想を得た新法

提案されている法案は、EUの暗号資産市場規則（MiCA）をモデルとしており、当初は金融機関のみにステーブルコインの発行を制限しています。草案には明示的な義務規定はありませんが、FSCと中央銀行は初期段階のリスク管理策として、この要件を採用することで合意しています。

規制構造に関する政府の合意が近づく

法案が前進する前に、行政院による審査が必要です。関係者によれば、既に複数回の協議により、全体的な規制枠組みに関して「高度な合意」が得られており、2026年に台湾初の公式認可ステーブルコインが市場に登場する道筋が整いつつあります。