2025年米国株投資コスト大公開|委託と海外証券会社どちらが安い?

台湾投資者は米国株に参入したいと考えていますが、重要な痛点は株式そのものではなく、最もコストパフォーマンスの良い取引方法の選択にあります。委託取引と海外証券会社それぞれに長所がありますが、手数料の差が投資リターンに直接影響します。この記事では最新の料金データと実際のコスト比較を通じて、どの方法が自分に最適かを素早く判断できるようにします。

米国株投資の二大主流ルート

台湾で米国株を購入したい場合、基本的に二つの道があります:一つは国内証券会社に委託して代理操作(複委託)、もう一つは直接海外証券会社に口座を開設して自分で取引する方法です。

複委託:台湾証券会社があなたに代わって米国株を購入

**複委託の正式名称は「受託買賣外國有價證券業務」**です。簡単に言えば、国内証券会社に口座を開設し、そのチャネルを通じて米国株やETFを売買します。委託注文は「台湾証券会社→米国証券会社」の二段階の仲介を経るため、「複」委託と呼ばれます。

複委託のメリットは明らかです:

  • 新台幣で直接引き落としでき、ドルに両替したり為替レートを調査したりする必要がない
  • すべて台湾の金融システム内で完結し、トラブル時は金融監督管理委員会に申立て可能
  • 複雑な外文フォームの記入や国際口座開設の手間を省ける

しかし、その代償として手数料は比較的高めで、取引金額の0.15%~1%程度が一般的です。

海外証券会社:直接米国市場にアクセス、自分で操作

仲介業者を飛ばし、海外証券会社(例:Mitrade、富途、IBなど)に口座を開設して米国株を購入します。これは台湾証券会社で台湾株を買うのと同じ感覚です。海外証券会社の魅力は取引手数料が大幅に低下し、多くはゼロコストに近づいている点です。

ただし、為替の両替や送金などの面倒な作業は自分で処理しなければならず、これらの潜在的コストは投資初心者には見落とされがちです。

複委託 vs 海外証券会社:完全な費用リスト

米国株投資のコストは「取引手数料」だけにとどまりません。双方の料金項目を明確に整理します。

複委託のコスト構成

直接的な料金:

  • 取引手数料:取引金額の0.25%~1%、ただし最低$25~$100ドルが設定されている。例:$1,000の株を買う場合、手数料が0.3%なら$3だが、最低$25が適用されるため実質コストは2.5%に跳ね上がる
  • その他雑費:送金手数料、口座管理費など(証券会社によるが、通常は無視できる程度)

隠れたコスト:

  • 米国証券取引委員会(SEC)規費:0.00051%、売却時のみ徴収
  • 米国金融業規制局(TAF)費用:1株あたり$0.000119、最低$0.01、最高$5.95、こちらも売却時のみ徴収

(これら二つは多くの複委託証券会社では手数料に含まれており、個別に表示されないこともあります)

海外証券会社のコスト構成

取引関連:

  • 取引手数料:多くの主要証券会社は0コスト化
  • 信用取引金利:信用取引を利用する場合に発生
  • 第三者規費:SEC、TAFと同様の費用

為替と資金移動:

  • 為替両替手数料:銀行が徴収、通常は両替金額の0.05%、最低手数料は100~600台幣
  • 送金費用:台湾から海外証券会社への電信送金に銀行が徴収、100~900台幣
  • 出金手数料:一部証券会社は出金時に$10~$35 徴収

これらを合計すると、思ったよりもコストがかさむことがあります。

主要証券会社の手数料実測表

複委託のコストが安い上位3選:

証券会社 取引手数料 最低料金
富邦証券 0.25%~1% $25~$50
国泰証券 0.35%~1% $29~$39
永豐証券 0.5%~1% $35~$100

海外証券会社のコストが安い上位3選:

証券会社 取引手数料 出金費用
Mitrade 0コスト 無料
富途証券 $0.0049/股 無料
First Trade 0 $25

銀行の為替・送金費用(台湾銀行の標準例):

  • 為替レート:0.05%
  • 送金手数料:最低120台幣
  • 電報費:200台幣

実際のコスト比較:$1,000から$20,000の取引シナリオ

例として、富邦複委託Mitrade海外証券会社を比較し、台湾銀行の為替送金を利用した場合のコストを示します。

取引金額 複委託手数料 電報費 海外証券コスト 送金費用 合計(海外証券)
$1,000 $2.50 $3.33 $0 $6.67 $10
$3,000 $7.50 $3.33 $0 $6.67 $10
$6,000 $15 $3.33 $0 $6.67 $10
$10,000 $25 $5 $0 $6.67 $11.67
$20,000 $50 $10 $0 $6.67 $16.67

**重要なポイント:**取引金額が$6,000を超えると、海外証券の方がコスト的に有利になることがわかります。

ただし、これは一回の取引の場合です。複数回(例:4回)取引する場合、複委託の手数料は回数×最低料金により増加します。一方、海外証券は基本的に取引回数に関係なくコストが一定のため、頻繁に取引するほど海外証券の優位性が高まります。

複委託と海外証券:どちらが適しているか?

複委託が向いているケース:

  • 初めての投資、資金が$3,000~$5,000以下
  • 取引頻度が少なく(年1~2回程度)
  • 為替や送金の手間を省きたい、直接台幣で注文したい

海外証券が向いているケース:

  • 資金が$6,000以上ある
  • 定期的な積立や頻繁な取引を計画している
  • 為替や送金の手間を学びながらコストを抑えたい

最後にアドバイス

複委託は少額・低頻度の投資に最適で、手間を省きたい人に向いています。一方、海外証券は大きな資金・頻繁な取引に適しており、コスト削減に効果的です。絶対的な正解はなく、自分の投資スタイルに合った方法を選ぶことが重要です。

ポイントは:手数料があなたのリターンを食いつぶさないようにすること。年間の取引回数や一回あたりの金額を事前に計算し、費用表と照らし合わせて最適な選択をしましょう。

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