日経平均株価が4万ポイントの大台に乗る!7銘柄の人気株おすすめと台湾人投資ガイド

2025年上半期、日本株式市場は4月の深刻な調整を経て、力強い反発の兆しを見せています。5月と6月に入ると、その上昇ペースはさらに加速しています。6月末には日経平均株価が4万ポイントの壁を突破し、40487ポイントに達し、約1年ぶりの高値を更新し、33年ぶりの高値に近づいています。この上昇の背後にある論理は何でしょうか?今後もこの流れは続くのでしょうか?注目すべき投資対象は何か?台湾の投資家はどう参加すれば良いのでしょうか?

日経平均株価の新高を支える推進力

バリュエーション修復が主な原動力

4月、世界的な関税政策の影響で市場はパニックに陥り、日経平均は一時的に31136ポイントの1年以上の安値をつけました。この時点で日本株のPERは約12倍と、主要なグローバル市場と比べて明らかに割安でした。市場参加者が過度に悲観的な見通しを修正し始めると、PERは徐々に13倍程度に修復され、このバリュエーションの再評価が反発の主要な推進力となっています。

国際資金の再配置

市場には「米国株の調整ポジションを整理する」という声が広がり、海外投資機関は資産配分を見直しています。相対的に割安な日本株は海外資金の重要なターゲットとなっています。これは単なるテクニカルな反発だけでなく、ファンダメンタルズの支えもあります。

企業ガバナンス改革の効果

東京証券取引所が推進する企業ガバナンス改革が着実に進展しています。より多くの日本企業が配当を増やし、自己株式取得を実施するなど、株主価値の向上に取り組んでいます。ウォーレン・バフェットは2019年以降、日本の主要商社5社に継続的に投資を行い、今年6月には三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅に追加投資をしています。これは、国際資本が日本企業のガバナンス改革を評価している証拠です。

サプライチェーンの復興チャンス

世界のテクノロジー産業の復調により、日本の半導体や精密機器などの産業のパフォーマンスが向上し、市場の買い意欲も高まっています。

ただし、今後の日経平均の上昇継続には、日本銀行の金融政策の動向や、グローバル投資家のリスク許容度の変化が鍵となります。

注目すべき日本のホット銘柄7選

第1銘柄:キーエンス(Keyence、6861.JP)

工業自動化分野の「隠れた優勝者」、キーエンスは1974年設立。自動化センサー、ビジョンシステム、レーザーマーキング装置など高付加価値製品の開発に特化しています。製造工程には関わらず、世界各国の直販ネットワークを通じて46か国・地域に製品を販売しています。

産業自動化(センサー、バーコードリーダー)、精密測定(デジタル顕微鏡、測定器)、工程制御(レーザー加工機)などの分野で展開し、半導体、自動車、バイオ医薬品などの高級製造業に広く浸透しています。

2024年度の実績は好調で、売上高は1兆0590億円、営業利益は5497.8億円、純利益は3986.6億円。ウォール街のアナリストの12か月平均目標株価は74,282.41円で、現値の56,800円に対して約30%の上昇余地があります。

第2銘柄:東京エレクトロン(Tokyo Electron、8035.JP)

時価総額12.6兆円の半導体製造装置大手。サムスン、TSMC、インテルなどの主要顧客にウエハー洗浄やコーティングなどの重要工程装置を供給しています。半導体戦略の重要性が高まる中、関連装置の需要も増加しています。

2024年度の決算は好調で、売上高は2兆4300億円、前年同期比32.8%増。海外売上は36.2%増の2兆2400億円で、全体の92.2%を占めます。粗利益は38.1%増の1兆1500億円、粗利益率は47.1%に上昇。営業利益は52.8%増の6973.2億円、税引き後純利益は49.5%増の5441.3億円。1株当たり利益は783.8円から1182.4円に大きく伸びています。

アナリストは楽観的で、目標株価は32,000円としています。

第3銘柄:三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries、7011.JP)

140年の歴史を持ち、造船業から始まった重工業の巨人。航空宇宙、エネルギー設備、産業機械などの戦略分野を横断する総合重工業グループへと成長しています。日本の重工業の象徴ともいえる存在で、最高水準の技術力を誇ります。

業績見通しは非常に明るいです。防衛需要の堅調さを背景に、2025-26年度の営業利益は9.6%増の4200億円と予想されます。航空宇宙・防衛事業が成長の主軸となり、営業利益は40%増を見込み、エネルギーシステムも17%の増益を見込んでいます。

ウォール街のアナリストの12か月平均目標株価は3,743.76円、最高は4,100円で、現値の3,185円に対して約17.54%の上昇余地があります。

第4銘柄:任天堂(Nintendo、7974.JP)

ゲーム大手の任天堂の最新決算はやや厳しい内容です。2024年度の売上高は大きく30.3%減の1兆1600億円、営業利益は46.6%減の2825億円、純利益は43.2%減の2788億円となっています。

原因はSwitchのライフサイクルの終盤に入り、新型機のNintendo Switch 2の予告が消費者の購買意欲を抑制しているためです。アメリカが最大市場(売上高の44.2%)であり、ヨーロッパと日本はそれぞれ24.5%と23.6%を占めています。

しかし、市場のアナリストはゲーム産業の投資価値が再び高まっていると見ています。ゲームの成長速度は世界GDPを上回り続けており、プレイヤー数の拡大やサブスクリプション、バーチャルアイテム、季節コンテンツなどの多様な収益化モデルにより、企業の潜在的な顧客価値の拡大が期待されています。

ウォール街の11人のアナリストの12か月平均目標株価は14,035.27円で、最高は20,780円です。

第5銘柄:ソニーグループ(Sony Group、6758.JP)

2023年3月期の決算では純利益は前年同期比4.6%増の1977億円でしたが、新しい年度の純利益予想は13%減の見込みです。これは主に米国の関税政策の影響によります。

音楽・映画コンテンツ部門が利益増の主力です。ソニーは近年、コンテンツエコシステムの構築に成功しており、ゲームスタジオのバンジー買収やアニメ配信プラットフォームのCrunchyroll、角川グループとのIP展開などの投資が実を結びつつあります。

ハードウェア事業は調整局面にあります。PS5の販売予想は1850万台から1500万台に下方修正されました。米国の関税政策により、営業利益は1000億円程度圧迫される見込みで、ソニーはグローバルなサプライチェーンの見直しや生産拠点の分散、価格調整などの対応策を進めています。

ソニーは、日本のハイテク企業の「柔軟な経営」能力を示しています。ハードウェア事業を維持しつつ、コンテンツサービスの変革を加速させるこの戦略が、地政学的リスクにどう対抗できるかが今後の注目点です。

ウォール街の9人のアナリストの12か月平均目標株価は4,389.49円で、現値の3,607円に対して約21.69%の上昇余地があります。

第6銘柄:三菱商事(Mitsubishi Corp.、8058.JP)

日本の主要商社の一つ、三菱商事はバフェット率いるバークシャー・ハサウェイが最も投資を好む日本企業の一つです。2025年6月、バークシャーは規制当局への提出書類で、主要商社の持株比率を1.0%から1.7%に引き上げ、合計で8.5%から9.8%に増やしました。

バフェットは2019年7月からこれらの商社に投資を始め、その資本運用効率や経営陣の質、株主価値の重視を評価しています。彼は株主宛の手紙で、すでに日本側の同意を得て持株比率を9.9%以上に引き上げることも示唆しています。

2025年度(3月末時点)の売上高は18.6兆円で、前年同期比4.9%減少していますが、税引前利益は逆に2.3%増の1.4兆円に回復しています。親会社株主に帰属する純利益は9507億円で、1.4%の微減ですが、日本の総合商社の経営の堅牢性を示しています。

株価はやや高めの水準であり、適正価格に調整されたタイミングでの投資を検討すべきです。

第7銘柄:日立製作所(Hitachi、6501.JP)

1910年創業、111年の歴史を持つ日立グループは、積極的なM&A戦略で日本の総合企業の中でも独自の地位を築いています。かつての家電・消費電子の巨人は、今や産業転換を積極的に進めています。

最近の動きは活発で、米国のデジタルサービス企業GlobalLogicを96億ドルで買収し、ソフトウェアサービス企業への転換を図っています。日立は多くの消費電子市場から撤退し、電動工具や化学工業などの成長停滞分野を放棄。鉄道車両や自動車部品などの重機製造に集中し、工業デジタル化サービスを推進して、製造業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。

4月の米国関税政策の影響で短期的には圧力を受けましたが、その後は素早く反発し、株価は20年高値に近づいています。カリフォルニア大学サンディエゴ校のUlrike Schaede教授は、「日立の頻繁な資産再編は、日本企業の『日立ショック』を引き起こし、電気製造業からインフラ・データソリューション企業への変身は、企業変革の模範例」と述べています。

日立投資のメリットは、明確な変革戦略と高い実行力にあり、市場の評価も高まっています。

日本株の展望と投資論理

短期的には

日本株は最近、貿易政策の影響を受けて動いています。関税の引き下げが反発を誘発する可能性もありますが、世界経済の減速と日本の輸出の軟調さにより、日経平均は短期的に37000〜38000ポイントのレンジでの値動きが予想されます。外資の流入は主にバリュエーションのアービトラージに集中しており、この資金の持続性には不確実性もあります。

中長期的な展望

2026年まで時間を引き延ばすと、日本銀行の金融政策の転換が重要な変数となります。もし日銀が金利を再び引き上げれば、金融株のバリュエーション改善や円の正常化により企業の収益性も向上します。引き続き、日銀の利上げペースと世界経済の動向を注視する必要があります。

日経平均が再び40000ポイントを突破し、持続的に上昇するには、企業ガバナンス改革によるROEの向上、新興産業の競争力形成、日米の経済・貿易関係の実質的改善といった複数の好材料が同時に進行する必要がありますが、現状ではこれらの条件はまだ整っていません。

台湾投資家の三つの参加方法

方法1:指数直接投資

株式指数への投資は最もシンプルで直接的な方法です。上昇率は個別銘柄ほど高くないかもしれませんが、市場全体の上昇に伴い確実なリターンを得られます。確実性を重視するなら、インデックス投資が最適です。

日経225指数は、日本株式市場の中で最も優良な225銘柄を網羅しており、今年上半期は一時的に31136ポイントの安値をつけましたが、その後、バリュエーション修復やグローバル資金の流入、ファンダメンタルズの改善により力強く反発しています。反発が持続するかは不透明ですが、日本株は過度に慎重な局面を脱しつつあり、資産配分の一つの方向性として考えられます。

方法2:米国株を通じて日本株を購入

多くの日本有名企業は米国市場に上場したADRを発行しています。例としてトヨタ(TM.US)、ソフトバンク(SFTBY.US)、三井住友(SMFG.US)、任天堂(NTDOY.US)などがあります。米国株口座さえあれば投資可能で、取引も便利かつ効率的です。これらの株価動向は日本本土の株価とほぼ連動しています。

方法3:台湾証券会社の委託取引

日本株を直接買うのはやや複雑ですが、元大証券や富邦証券などの台湾証券会社を通じて委託取引が可能です。操作はやや煩雑で、取引数量に制限もあり、手数料も高めです。具体的な操作については、各証券会社のカスタマーサポートに相談してください。

結び

日経平均株価が4万ポイントを超え、33年ぶりの高値を更新した背景には、日本企業の価値再評価が進んでいます。注目の7銘柄は、それぞれの分野でリーダーシップを発揮し、変革に積極的な企業ばかりです。工業自動化のキーエンス、半導体装置の東京エレクトロン、防衛関連の三菱重工、コンテンツの変革を進めるソニー、商社の三菱商事、そして伝統的な重工業の象徴・日立など、これらの企業は各々の領域で先導的な役割を果たしています。これらの企業のリーダーシップと変革への意欲は、日本株の新たな投資機会を示唆しています。台湾の投資家にとっては、多様な投資手段を通じて日本株に参加し、リスク分散と成長の両面を狙うことが可能です。

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