選股前必懂:株式配当 vs 現金配当、増資・配当計算まとめ

株式投資で儲ける方法は二つあります。一つは株価の上昇を待つこと、もう一つは配当金を受け取ることです。しかし、多くの投資家は実際にどちらが良いのか、株式を受け取るのと現金を受け取るのとではどちらが得なのかを区別できていません。配股や配当の計算方法も気になるところです。この記事では一度にすべてを解説します。

配当金の支払いは実はとてもシンプル:株式または現金のどちらか

上場企業が利益を出した後、借金や損失を差し引いた残りの利益は株主に還元されます。どうやって還元するのか?それは二つの方法だけです。

方法一:現金配当
直接お金をあなたの資金口座に振り込みます。これを配当と呼びます。前提として、会社の口座に現金があり、配当後も会社の流動性に問題がないことが必要です。すべての会社が気前よく配当できるわけではありません。

方法二:株式配当
お金を渡さずに株式を配ります。あなたが持っている株数は増え、「送股」とも呼ばれます。この方法はハードルが低く、配分条件を満たしていれば、会社の現金の有無は関係ありません。

さらに第三の選択肢として、現金と株式の両方を一度に配る「ハイブリッド配当」もあります。

いつ配当を出すのか?支給の流れを知っておこう

ほとんどの上場企業は年に一度、または半年や四半期ごとに配当を出します。米国株は通常四半期ごと、台湾株は年次の配当が一般的です。配当の支給時期は、決算発表のタイミングによって決まります。

配当支給の4つの重要な日付:

1. 公告日 - 企業が配当の発表を行う日。この日から市場は配当がもらえることを知ります。

2. 株主名簿記載日(権利確定日) - これは「締切日」です。この日までに株を保有している株主だけが、その期の配当を受け取る権利を持ちます。多くの人はこの日を逃してしまい、配当をもらえないこともあります。

3. 除権・除息日 - 通常、株主名簿記載日の翌取引日です。この日に株を買っても、その期の配当は受け取れません。ただし、記載日前に買った株主は、たとえこの日売却しても配当を受け取ることができます。

4. 支給日 - 実際に配当金や株式があなたの口座に振り込まれる日です。

配股・配当の実践的計算:3つのシナリオを一気に理解

投資家が最も気になるのは、「自分は一体いくらもらえるのか?」です。

シナリオ1:株式配当のみ

例えば、あなたが1000株を持っていて、会社が10株送ると決めたとします。

計算方法:
保有株数 ÷ 配股比率の逆数 = 受け取る株式配当数

1000 ÷ 10 = 100株

配当後の株数は 1000 + 100 = 1100株になります。

シナリオ2:現金配当のみ

同じく1000株を持ち、1株あたり5元の現金を支払うとします。

計算方法:
保有株数 × 1株あたりの配当金額 = 受取金額

1000 × 5 = 5000元

ただし、税金がかかるので注意。仮に5%の税金を引くと、実際に手元に入るのは
5000 × 0.95 = 4750元です。

税率は保有期間や国によって異なるため、事前に確認しましょう。

シナリオ3:ハイブリッド配当

例えば、1000株を持ち、株式と現金の両方を配る場合。

  • 株式配当:10株送る
  • 現金配当:1株あたり4元

あなたが得るのは:

  • 株式配当:1000 ÷ 10 = 100株
  • 現金配当:1000 × 4 = 4000元

配当後の株数は1100株、現金は税引き後の金額が口座に入ります。

配股・配当の拡張:除権・除息価格の計算方法

配当後に株価が下落するのはよくあることです。これは帳簿上の調整に過ぎません。

除息価格の計算(現金配当の場合)
除息価格 = 株主名簿記載日の終値 - 1株あたりの現金配当

例:A社の株主名簿記載日の終値が66元、配当が10元の場合、次の日の除息価格は
66 - 10 = 56元です。

一見、10元損したように見えますが、口座には10元の現金が増え、資産総額は変わりません。

除權価格の計算(株式配当の場合)
除權価格 = 株主名簿記載日の終値 ÷(1 + 配股比率)

例:A社の終値が66元、10株配当(配股比率0.1)の場合、次の日の除權価格は
66 ÷ 1.1 = 60元です。

株価は下がりますが、株数が増えるため、総資産は変わりません。

除權息価格の計算(現金と株式の両方を配る場合)
除權息価格 = (株主名簿記載日の終値 - 1株あたりの現金配当) ÷(1 + 配股比率)

この計算は複雑ですが、基本的な考え方は同じです。現金と株式の効果を合算した結果です。

株式配当 vs 現金配当:投資家はどちらを選ぶべきか

現金配当のメリット:

  • すぐに現金として手に入るため、自由に使える
  • 株式の発行を増やさず、株主の持ち分が希薄化しない
  • 直接的なキャッシュフローの増加

現金配当のデメリット:

  • 税金がかかるため、手取りは少なくなる
  • 企業にとってはコストとなりすぎると資金繰りが厳しくなる可能性も
  • 短期的な成長は見えにくい

株式配当のメリット:

  • 税金がかからない(株式を受け取るだけで税務上のイベントにならない)
  • 会社の成長とともに株価が上がれば、長期的に大きなリターンが期待できる
  • 複利効果が働きやすく、長期的に資産を増やせる

株式配当のデメリット:

  • 株価が上がらなければ、実質的な利益は得られない
  • 送られた株式の価値が下がるリスクもある
  • 短期的には現金が手に入らない

投資家の本音:
多くの人は確実に手に入る現金配当を好みます。一方、株式配当は企業の将来性に賭ける投資となります。会社の成長が期待できるなら、長期的には株式配当の方がリターンが大きくなる可能性があります。

配当後の株価の動き:填權(てんけん) vs 貼權(ちょうけん)

配当後に株価が下がるのは一時的な調整です。重要なのは、その後の株価の動きです。

填權(株価回復) - 配当後に株価が上昇し、除權・除息前の水準に戻ること。投資家はこの過程で利益を得る。

貼權(株価下落) - 配当後も株価が下がり続け、除權・除息前の水準を下回ること。投資家は損失を被る。

これが投資の成否を左右します。企業が配当を出すのは、「業績が良くて利益が出ている証拠」です。この信号を市場がどう受け取るかが、今後の株価の動きに影響します。

配当後に株価が回復すれば、配当と株価上昇の両方の利益を得られます。逆に下落すれば、配当金の額を補うことは難しいです。したがって、良い企業を見極めることが最も重要です。

配当・配股に関する情報の調べ方

方法1:企業の公式ウェブサイト
上場企業は自社のウェブサイトで配当の公告や過去の配当履歴を公開しています。

方法2:証券取引所の公式サイト
台湾の場合、台湾証券取引所の市場公告ページで除權・除息予告表や計算結果表を確認できます。ここには各企業の詳細な配当情報が掲載されており、1992年5月以降のデータも閲覧可能です。

これらの情報は公開されているため、投資前にしっかり確認し、重要な日付を見逃さないようにしましょう。

最後に

配当は企業が投資家に還元する唯一の方法ではありません。企業によっては自社株買い(株式を買い戻し、流通株数を減らすことで株価を押し上げる)や株式分割(1株を複数株に分割し、投資をしやすくする)を選ぶこともあります。

ポイントは、配当・配股の計算ロジックを理解し、配当が株価や投資に与える実際の影響を把握することです。自分の投資スタイルに合わせて選択しましょう。安定したキャッシュフローを求める投資家には現金配当が適していますし、長期的な成長を見込む投資家には株式配当が向いています。

最後に一つだけ。配当は良いことですが、配当だけに惑わされず、良い企業を見極め、適切なタイミングで投資することが成功の秘訣です。

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