12月の暗号資産市場で本当の主役はK線ではなく、互いに対立する可能性がある2つの中央銀行会合だ。



今、市場はやや混乱しているが、実はロジックはかなり明確だ。アメリカはアクセルを緩める準備をしていて、日本はブレーキを踏むかもしれない。

**まずは12月10日の米連邦準備制度理事会(FRB)**

CMEのデータが示す通り、利下げの確率は85%以上で安定している。これはほぼ確実と言える。

利下げが意味するものは?
- 資金がやや緩む
- リスク資産へのセンチメントが一息つける
- 米国株やビットコインは短期的にサポートされる

本来ならこれは好材料で、市場は上昇するはず。

**だが12月19日の日本銀行が波乱を起こすかもしれない**

これこそ今月最大の変数だ。日本銀行の総裁はすでに「利上げの必要があるかもしれない」と発言している。

もし実際に利上げされたら、大きな問題になる:
- 円キャリートレード(低金利で借りて高リスク資産に投資する手法)が撤退し始める
- 世界市場が受動的にレバレッジ解消へ
- 仮想通貨のような高ボラティリティ資産が真っ先に打撃を受ける

こうした事態の予想は高くないが、破壊力は極めて大きい。

**2つの力がぶつかり合うと、どちらが強い?**

強気相場なら、FRBの利下げで日本の利上げの影響を完全に抑えられる。しかし今は弱気相場——良いニュースは効きにくく、悪いニュースは特に効く。

だから私の判断は:日本の利上げによるネガティブな衝撃 > FRBの利下げによるポジティブな刺激。

これにより:
- 短期的には反発のチャンスがあるかもしれない
- しかし日本の動きが確定した後、再度底を探る可能性が高い

12月は「前半快適、後半つらい」展開になりそうだ。

**どう行動すべきか?**

楽観しすぎず、中期的には引き続き慎重に。日本銀行が明確な方針を示すまで、大きなポジションを持たないこと。

具体的な戦略:
- 反発があれば少しポジションを減らす
- 下落したら軽めにロングを試してみる
- 柔軟に動き、レバレッジ管理を徹底する

重要な局面ほど、冷静さが大切だ。12月の方向性を正しく掴めれば、来年前半で先手を取ることができる。
BTC0.23%
原文表示
このページには第三者のコンテンツが含まれている場合があり、情報提供のみを目的としております(表明・保証をするものではありません)。Gateによる見解の支持や、金融・専門的な助言とみなされるべきものではありません。詳細については免責事項をご覧ください。
  • 報酬
  • 3
  • リポスト
  • 共有
コメント
0/400
MEVictimvip
· 17時間前
日本が利上げするの?それだと円のキャリートレードをしている人たちがみんな撤退しなければならなくなるし、その影響は本当に大きいよね。
原文表示返信0
RugPullAlarmvip
· 17時間前
85%の確率?私はCMEのデータを見ているけど、この確率の裏にある資金フローこそが本当の見どころだ。日本が利上げすると、アービトラージ資金が撤退する——USDTの大口アドレスが取引所に送金しているか注視しないといけない。ベアマーケットでは悪材料のインパクトが大きいけど、忘れてはいけないのは、機関投資家もこの恐怖感につけ込んで売り浴びせてポジションを作ることがある。12月19日以降の大口送金の行き先を見ておいたほうがいい。
原文表示返信0
TopBuyerBottomSellervip
· 17時間前
くそ、日本がまた何か仕掛けてきた。このアービトラージが動き出したら本当に終わりだ。
原文表示返信0
  • ピン