「老李、俺は会社の仕事を断って、貯めた5万を持って一発大きいことをやるつもりだ！」去年の春、このメッセージを受け取ったとき、ちょうど振り返り会議を終えたばかりで、スマホが震えて落ちそうになった。

正直、あまり驚かなかった。この友人は以前株をやっていたが、K線チャートすら読めなかったのに、今度は仮想通貨をやると言い出したのだ。俺は水を差すことも、励ますこともしなかった。自分が何年もかけて試行錯誤した選別ロジックをそのまま送った。この業界で長くやっていると、理論だけ語っても無意味だとわかる。実践できるものを渡さないといけない。

1か月半後、彼から口座のスクリーンショットが届いた。残高は12万ちょっとに跳ね上がっていた。メッセージはたった2文字：「服了（まいった）」。

今日はこのやり方を細かく説明する。意味深な専門用語は使わないので、初心者でも理解して実践できる。ただ、最初にハッキリ言っておく：これは「一攫千金の秘密」じゃない。むしろ「長く生き残るためのサバイバルガイド」に近い。

**第1関：11日間の観察期間で「虚火」銘柄をふるい落とす**

多くの人の共通の失敗は何か？噂を聞いてすぐ飛びつき、誰かが推したらその通りに買う。これは、路上で限定品に並ぶのと大差ない。大抵の場合、買ったのは「話題性だけの商品」であって「本物の価値あるもの」ではない。

俺の方法は、11日間のダイナミックな観察リストを作り、「3日連続下落で即除外」という厳格なルールを組み合わせて一次選別する。

具体的なやり方：直近で値上がり率上位のコインを自選リストに入れ、1つの絶対ルールを守る——どんな銘柄でも3日連続で終値が下落したら、すぐに除外する、情けは無用。

なぜ3日なのか？これは無数の取引日を観察してまとめたものだ。大口が撤退するときは一気に売らず、まず2日間はじわじわ下げて市場を探り、3日目で本気の売りを出してくることが多い。

彼が最初に選んだコインは十数個、3日後には4つを即カット。その中には当時かなり話題だったコインもあり、彼は惜しんで消さず、わざわざ俺に「もし