Twenty One Capitalがニューヨーク証券取引所で上場の鐘を鳴らすことになった。この話、どう言えばいいか、なかなか面白い。



まずはクリプト界隈から見てみよう。ビットコインを主な資産とする企業が上場するなんて、大きな話題だ。ウォール街の古参資本家たちも注目し始めるだろう。なんといっても、これは小さな出来事ではなく、彼らが保有しているBTCは決して小さな数字ではない。市場の信頼感?間違いなく一段と高まるはずだ。もっと重要なのは、今回の事例が他の上場を目指すクリプト企業のロールモデルになることだろう。もしかすると、今後似たような事例が続々と出てきて、業界全体のルールもより整備され、成熟していくかもしれない。

さらに、この会社が本格的に新しい取り組み——たとえばビットコイン関連の金融派生商品を扱ったり、新サービスを展開したり——を始めたら、ビットコインのユースケースもさらに広がるだろう。エコシステムが豊かになれば、可能性は無限大だ。

伝統的な金融業界から見ると、この「壁」をついに突破した人が現れたと言える。これまで保守的な投資家たちは、暗号資産に手を出したくてもリスクが怖くて躊躇していたが、今回の件で株を買うだけで間接的にビットコインを保有できるようになり、リスクもコントロールできて、参入のハードルも下がる。銀行やファンドといった従来の金融機関にはプレッシャーがかかるだろう。動かなければ他社に先を越され、市場は待ってはくれない。彼らも急いで暗号資産を自社ビジネスにどう組み込むかを考えなければならない。

もちろん、これは良い面ばかりではない。Twenty One Capitalの今回の一歩は十分に大胆だが、リスクも確実に存在する。市場の関係者全員が冷静になる必要があり、一斉に飛びつくのは避けるべきだ。チャンスはあるが、冷静な判断が不可欠だ。
BTC-3.25%
原文表示
このページには第三者のコンテンツが含まれている場合があり、情報提供のみを目的としております(表明・保証をするものではありません)。Gateによる見解の支持や、金融・専門的な助言とみなされるべきものではありません。詳細については免責事項をご覧ください。
  • 報酬
  • コメント
  • リポスト
  • 共有
コメント
0/400
コメントなし
  • ピン