重大な好材料：FRBが引き締め策を終了、バンガードが暗号取引を解禁

米連邦準備制度理事会（FRB）は月曜日に量的引き締め（QT）プログラムを終了し、翌日物リバースレポを通じて135億ドルの資金を注入しました。これは過去2番目に大きな流動性注入規模となります。そのため、流動性が緩和に向かい始める中、ビットコインは火曜日に典型的なマクロの強気シグナルを獲得しました。過去1週間の大幅な売りで約10億ドル相当のレバレッジポジションがほぼ清算された後、ビットコインは火曜日に強く反発し、9万ドル台に復帰しました。市場アナリストは、今月FRBが正式にバランスシート縮小を停止することで、ビットコインおよびリスク資産が新たな流動性の波を享受し、最大の好材料となると見ています。

世界第2位の資産運用大手バンガード・グループは初めて、他社が運用する暗号資産ETF（上場投資信託）の取引を顧客に解禁し、ビットコイン、イーサリアム、XRP、ソラナなどの暗号資産の取引を可能にします。これまでバンガードは、ビットコインや暗号資産関連ETFの取引提供を一貫して公然と拒否してきました。2024年に米証券取引委員会（SEC）が初の現物ビットコインETFを承認した当日でさえ、バンガードは暗号資産関連商品の取扱いを行わないと明言しており、その姿勢は断固としていました。この変化は、長年の抵抗姿勢の終焉と表現されており、業界関係者は、これによりバンガード傘下の数千万人規模の資金力豊富な伝統的資産顧客に、コンプライアンスに準拠した暗号投資商品の扉が初めて開かれると指摘しています。これが主流機関投資家による暗号資産への浸透速度に大きな影響を与える可能性があります。ただし、バンガード自身が暗号資産ファンドを新規に提供するわけではなく、依然として高ボラティリティのミームコイン等は除外されています。