この金相場、本当に離陸しそうだね？

今朝の早い時間に相場をちらっと見たら、現物金価格は4208ドル付近をうろうろしていて、4200ドルの壁はかなり堅い。昨日の値動きも面白かった——一度4164ドルまで下げて個人投資家を脅かしておいて、結局引けにかけて一気に4205ドルまで戻して終わった。この粘り強さ、最近のいくつかの大きな好材料と組み合わさると、5000ドルは本当に夢物語じゃない。

いくつかの重要ポイントに注目すべき：

FRB（米連邦準備制度）の方は、12月の利下げが25ベーシスポイントでほぼ確定、マーケットは89%の確率を織り込んでいる。新議長候補がハト派寄りという噂も飛び交い、金融緩和への期待がどんどん強まっている。今週発表されるADP雇用データとPCEインフレデータで、大体の方向性が見えてくるはず。

世界の中央銀行も金を狂ったように買い増し中。10月単月では純買い入れが53トン、今年最高記録！各国が外貨準備の構成を最適化しており、この長期的な下支えの力は侮れない。

さらに米国債とドルにも注目：10年米国債利回りは4.085%まで下落、ドル指数も6日連続下落して99.32。金保有のコストが下がり、資金が自然とこちらに流れてきている。

地政学的リスクも収まっていない。ロシアとアメリカの交渉はまだもめているし、米軍がカリブ海に集結しているというニュースも出てきて、リスク回避ムードがいつでも高まる可能性がある。

正直、4200ドルという水準は強気派の生命線。短期的に調整があっても買いのチャンスだし、今週のFRB会合と経済指標が重要なカギとなる。当然、利食い売りで値崩れするリスクにも注意が必要だが、強気相場のロジックで見れば、5000ドルは決して大げさじゃない。