ゲートニュースによると、3月26日、アメリカの上院議員マーク・ワーナー(D-VA)は、AIの推進に必要なデータセンターに対して税金を課すことを提案し、その税収をAIの影響を受ける労働者支援に充てることを検討しています。具体的には、看護師の研修やAIスキル向上プログラムの資金援助などを通じて、コミュニティがデータセンターの建設から実質的な利益を得られるようにする狙いです。
背景として、アメリカでは2023年以来、入門レベルの職種の求人が35%減少しており、多くの法律事務所やテクノロジー企業がAIによる初級作業の代替を理由に採用を削減しています。ワーナーは、AIによる失業恐怖が「明らか」であり、データセンターに対する反発も高まっていると指摘。最新の世論調査では、46%の有権者がAIに否定的な見解を示し、バージニア州ではデータセンターの税制優遇措置廃止を求める提案も出ています。
ワーナーは、上院議員サンダースと下院議員オカシオ=コルテスが共同提案した「データセンターの建設一時停止」法案に明確に反対し、この措置は中国がAI競争で優位に立つことにつながると考えています。ただし、データセンター業界にはコミュニティの変革に「負担を負う義務」があるとも強調しています。なお、関連の立法案はまだ正式に提出されていません。